第4回 南海征服T 〜 和歌山オフ&ラーメン紀行 〜

 

 

 

 

序 幕   失われた週末

 

 

冗談のつもりだったのである。

 

まさかいくらノリが命のBRCさんでも

和歌山までわざわざラーメンを食べに

行くことに賛同するとは思わなかった。

 

 

 

 

BRCさんに対して二度と軽率な事を言うのは

止めておくことにします。(涙)

 

 

 

 

 

 

 

 

今だから話せるのですが・・・

 

 

正直、生のまるさんに会うのは怖かったのです。

 

『何でや?』と思われる方も居られるかも知れませんが

怖いもの怖いのです。(笑)

 

それまでにもネット関係の方と会ったことがない

訳ではありません。

 

でも今までは、少しは現実の世界の何処かで

繋がりがありました。

 

 

でも今回は勝手が違います。

 

ネットでのやりとりを除けば

全く知らない方なのです。

 

 

 

 

まるさんとは一体どんな人物なのでしょうか?

 

 

 

 

不安が高まります・・・。(涙)

 

 

 

 

 

 

 

 

第一幕  或る夜の出来事

 

 

 

師走も近づき寒さもこたえ始めた休日の昼下がり

僕はいつもより早い時間に球屋へ出かけた。

 

そう・・・

 

 

その日が和歌山へ行く日だったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

〜遠征のメンバー紹介〜

 

 

 

 

無駄にその場の勢いで行動派になる・・・

 

会長のBRC!

 

 

 

 

無駄に我侭な性格の・・・

 

副会長の某 E!

 

 

 

 

無駄な言い訳ばかりで嘘八百の・・・

 

パシリの撞球晴雨!

 

 

 

 

 

三人揃って・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

撞球戦隊♪

『なにわビリヤードアソシエーションズ』

略してNBA!(笑)

 

 

 

〜 インフォメーション 〜

 

只今新規メンバーを募集しております!

 

年齢性別関係なく、ビリヤードを愛する心がある方なら

誰でも入会OKです。

 

皆様のご入会を心待ちしております!(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

〜 誰でも解る和歌山の予備知識 〜

 

 

江戸時代に紀州徳川のあった所!

 

梅干&蜜柑の名産地!

 

・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『和歌山LOVE  SONG 21』!(ローカル笑)

 

 

そして和歌山が誇る最終兵器・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

和歌山ラーメン!

 

今回の目的には上記を征服するのも含まれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

なにわともあれ・・・

 

一路和歌山を目指した我々は

1時間程の時をかけ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

無事に和歌山の地に辿り着く事に

成功したのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

第ニ幕  夜の大捜査線

 

 

 

 

和歌山市内は日も暮れたこともあり

週末の喧騒に見舞われていたので

あった。

 

 

 

 

 

 

 

 

BRC 『えらい道が混んでるけど、約束の時間は大丈夫なん?』

 

撞晴  『予定では9時頃って言ってたから、ぜんぜん大丈夫ですよ〜!』

 

某 E  『まだ6時過ぎやで〜! 反対にむっちゃ早いんちゃうん?』

 

『ラーメンを食べてから行くから、ぼちぼちええ時間になると思いますよ!』

 

『そっか! ラーメン食べるんやったな!』

 

『そのラーメン屋って球屋から近いんやろ?』

 

『ネットで地図を見たところ、球屋の凄く近くでしたよ!』

 

『詳しい場所は分るん?』

 

『球屋からなら大丈夫だと思います!』

 

『それじゃあ球屋をカーナビにセットしとくで〜!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜時間経過〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あれ〜! 球屋がありそうな建物があれへんな!』

 

『ホンマに此処で合ってるん?』

 

『合ってるも何もカーナビが言うてるんやからな〜!』

 

『まあ兎に角、この辺りを一回りしてみましょうよ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

〜時間経過〜

 

 

 

 

 

 

 

 

『やっぱりあれへやん!』

 

『どうする?』

 

『そうや!! 逆にカーナビでラーメン屋の方を探してみますわ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

〜時間経過〜

 

 

 

 

 

 

 

 

『あれぇ〜?? まったく違う場所にあるみたいですよ!』

 

『ホンマやな! もしかして此処からその辺りに移転したんちゃうか〜!』

 

『そうかも知れませんね! こんなことやったらちゃんと住所を控えとくんでしたわ!』

 

『ホンマやわ! 言い出しっぺがちゃんとしてくれなあかんで〜!』

 

『・・・。』

 

『まあ此処に居っても埒も空かんし、そっちの方に向かうで〜!』

 

 

 

 

 

 

 

 

我らNBAはその様な経緯を踏まえた後・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

取り敢えず、我々は今回の目的の一つでもある

和歌山ラーメン処『丸三』に向かうことになった

のであった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

不安で焦る気持ちを拭い去れぬまま。

 

 

 

 

 

 

 

 

第三幕  炎のランナー

 

 

 

 

 

我々はカーナビの赴くまま

和歌山ラーメン処『丸三』に

辿り着いた。

 

 

 

 

 

 

 

『此処が丸三みたいやな!』

 

『見た目は普通の民家みたいやけどホンマに美味しいんかな!』

 

『まるさんと球屋の常連さんの一押しやから大丈夫だと思います!』

 

『所謂、隠れた名店って奴やな!』

 

『ふ〜ん! まあ結構人が並んでるみたいやから大丈夫やとは思うけど!』

 

『物は試しって言いますやん! 兎に角並びましょうよ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

並び出した我々は・・・

 

 

 

 

これから食す和歌山ラーメンとやらに

期待を膨らます・・・

 

 

 

半面・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

重要な問題を忘れてなかった

のである!(涙)

 

 

 

 

『寒いな〜!』

 

『ホンマ寒いな〜!』

 

『もう少ししたら店の中で待てるようになりますよ!』

 

『・・・。』

 

『・・・。』

 

『・・・。』

 

『球屋、ホンマにこの近くなんかな〜!』

 

『そうや撞球晴雨、この待っている時間を利用して探して来て〜や!』

 

『マジで??』

 

『そんなん言うたかって場所を探せるのは撞球晴雨しか居れへんやん!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せめてジャージの様な格好していればジョギングをしてる様に

見えたかも知れません。

 

でも、暗くなった人気の無い道をジーパンの様な普通の格好で

小走りに歩く姿は、傍目から見ればかなり異質な存在に見えた

と思います。

 

だって、現に・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通り過ぎた人全員が僕を

避けていくんだもん!(涙)

 

注)僕は通り魔や放火魔ではありません!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は走り続けました!

 

 

前記した様に通り過ぎる人に避けられる

辛さを噛み締めながらも走り続けました。

 

 

『もう少し行ったら必ずある筈だ!』

と自らを励ましながらも走り続けました。

 

 

 

 

 

それは・・・

 

 

今回のこの計画を立てた責任者として

と言う訳だけでなく・・・

 

 

何より・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まるさんとの出会いの為に!(涙)

> ここ感動するとこ!

&我らNBAの和歌山制覇の為に!(笑)

 

 

 

 

そして僕はかなりの距離を進んだ所で

夢にまで見たものを見つけたのです・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SOHOと言う看板を!!(笑顔)

 

 

 

 

 

〜BRC&某E さんへのお願い〜

 

どれだけ頑張ったかを熱く語っている

僕に向かって・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『そう〜!』 とか

 

『ほぉ〜!』 

 

つまらない相槌を打つのは

止めて欲しかったです!(泣)

 

 

 

続きへ(第5回 南海征服U)